働き方改革によって副業の規定が緩和されたことにより、従業員に対して副業OKとする会社も増えてきています。またインターネットの普及にともなって、クラウドソーシングサイトに登録して案件を獲得するフリーランスも増えてきています。
両者はやっている業務は同じでも、何が違うのかあまりわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、フリーランスと副業の違いについてフォーカスを当て解説していきます。
●フリーランスと副業の違い
フリーランスと副業はどのような点が違うのでしょうか。それぞれ解説していきます。
*フリーランスとは?
フリーランスとは、働き方を指す一つの言葉です。企業に就職して雇用契約を結ぶのではなく、独立し、委託業務や自営業を行う人をフリーランスとよびます。企業に勤めていると、労働時間は拘束されますが、フリーランスの場合そういったしがらみがなく、案件にもよりますが、基本的に場所に縛られず好きな時間に働くスタイルを確立することが可能です。
ただ、独立した立場であるという面では、会社員であれば毎月固定給が入ってきますが、フリーランスの場合は、月によって収入が安定しないこともあります。
仕事をサボって案件をこなさなければ、当然ながら収入は得られず、すべて自己責任となります。
*副業とは?
副業とは、ある企業や団体、組織に所属しており、雇用契約を結んでいる従業員が、本業とは別で業務を担って働くことを指します。就業時間後や週末など、本業の業務をしていない時間に働くのが通常です。
副業を禁止している企業も中にはありますが、副業で得たスキルや知識を本業にも活かすことができ、また本業で培ったスキルを副業で存分に活かすことも可能なので、企業としても人材育成の面でメリットがあります。
また、副業をしている本人にとっても、スキルが磨かれ、本業とは別で副収入を得ることができるため、生活も安定していきます。
本業があるという安心感のもと、失敗してもよいからさまざまな副業に挑戦するということも可能なのが、副業のメリットといえるでしょう。
副業で成功すれば、会社を辞めてフリーランスの働き方に移行するという人も中にはいます。副業は自分の人生を大きく変えるきっかけにもなり得るのです。
●まとめ
フリーランスと副業の違いについて解説をしてきました。それぞれの言葉の意味をしっかりと理解し、自分はどういった働き方が向いているのか、自身の生活スタイルや、スキルなども考慮しながら、自分に合った働き方を見つけてみましょう。